最近見た映画やDVDやビデオの紹介


・ バッド・エデュケーション ・


新進気鋭の監督による半自伝的問題作ですw
去年の秋、友人と一緒に水戸芸術館の短編映画際(毎年やってるんです)で
見たのですが、
それよりずっと前から、二人で見たいねと話していたのが、
今年は映画祭で上映されることを知ったのですw

これは絶対私と見に行こうと決めた友人は、私に了解もとらずに
チケットを買ったという…もちろん行きましたがねw

さて、映画の中にはほとんど女性は出てきません。
暑苦しいばかりの男性人、それもゲイのお話といっても
過言ではありません。
現在は映画監督として活躍している主人公が、
幼少の頃の初恋の男の子とふしぎな再開をするものの、
それが本当に本人であるのか、
そしてもしも本人でなければ、一体彼は誰なのか…
という、サスペンスじみた人間ドラマです。
少し、話の展開が速すぎて理解するまでに時間がかかる場面も
何箇所かはありましたが、始終原色を強調した鮮やかな色と、
それを彩る美男子たちとで(笑)、
眼には美味しいのですが、これを半自伝と豪語する監督って…

人の人生ってそれぞれですねw
見終わったあとには、中盤の情熱的な部分から比べるとちょっと虚しさが
先行するかな…?

ヴェネチア映画祭で賞もとりましたねw
何かを伝える映画というよりは、個人の気持ちの変化と
成長を追いかける…と言った形でしょうか。



2006/02/04


・ エターナル・サンシャイン・

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットという、大型(?)キャスティングを行いながらも
単館系だったのでしょうか、あまりヒットしなかったですよね。
上の「バッド・エデュケーション」と同じ、短編映画際で
見ました。

その後、DVDも買って見ました。
意味が分からんかったのです。
いや、話の筋は分かります。よく。
ただ、それが現在なのか過去なのかがだんだんこんがらがって…
えぇ、ケイトの髪の色で判断すればよいんですがねw

って、意味わからないと思いますが、要するに、
恋人同士だった二人が、急に別れることになる。
それも、彼女の方が一方的に彼の記憶を消してしまったから…
やりきれない彼も記憶を消すことを始めるが、やっぱり後悔して…

っていう話です。そしてふたりがもう1度出会いからやり直すっていう話。
うん、意味わからん。でも、昔の記憶を思い出すときに、
今の自分がそこに立つと、こんな風に思うのかな?とか、
普段だったら絶対考えないようなこととかが頭に浮かんで面白かったw

これもどっかで脚本賞だかなんかとりましたよねw
1度見ただけでは理解できませんが、2度3度見るうちに味が出てきて、
脚本賞を取った意味も分かるように思いますw
好きな映画の1つになりました^^



2006/02/04


・ ふしぎの国のアリス ・

ディズニーです。下のジョニー・イングリッシュからなんと二年もブランクがw
その間何も見ていなかったわけではありませんよw
えぇ、ちゃんと書きますからw

ずっと昔、まだ私が幼稚園だったころ、父がどこぞのビデオ屋に頼んで
ダビングしてもらってきた同映画を、懐かしく思い、
思わず中古で売っていたDVDを買ったのですww

よく、アニメは昔のものを新しくデジタル化すると声優が変わったりとかしてます
けど、見たところほぼ違和感が無く、多少のセリフの違いは
同じ声優を起用したのか、それとも声を似せたのかまでは
記憶もあいまいなため、判別できませんでしたw

でも結構セリフ変わってたなぁ…テープが切れるくらいまで見てたから、
隅々までセリフ覚えてたのに、
その場面でいざこう言うだろうとおもっていても
いきなり違う言葉が出てくると、ビックリします。

でも、そこはやっぱりディズニー、教育によろしくないと判断したものは
類似語できちんと、子供に害の無いものになっていました。
「イカれてる」って言葉は「へんてこ」に変えられてたし、
基地外とかって言葉もでてきませんでした。
いじめに受け取られる言葉も、遠まわしな言葉と入れ替えられてたし、

…って、最後まで見て、私たちの小さい時って、結構汚い言葉遣いの
映画を観ていたのかもしれない…と、思いましたw

何はともあれ、夢の国ですw
クラシカルディズニーの世界を満喫しました☆



2006/02/04


・ ジョニー・イングリッシュ ・

最近レンタル開始した、Mr.ビーンで御馴染み、ローワン・アトキンソンの
主演最新作であります(笑
いやぁ、笑った笑った。この人の芸って、日本人寄りだと思いません?
シリアスに始まったのに、結局どんどんボロが出て…
アクション(一人芝居)有り、笑い有り、ロマンス有り(ただしオチ有り)の
満足気な映画でした^^
DVD借りてきたんですが、一緒に見た高校友人達の要望もあり、
吹き替えで鑑賞。ジョニー(アトキンソン)の声優は
ぐっさんという異色キャスティング…声優初挑戦の割には
落ち着いていたか…いやしかし、言葉の端々に日本でしか通用しないような
ギャグが…笑 いくら吹き替えでもそれはねぇだろうって思いましたが、
面白かったから良し。



2004/04/07


・ フレディ VS ジェイソン ・

友人が遊びに来て、何か見ようやってなった時に借りてきました。
いやぁ〜冒頭の掴みが最高でしたw
見たくなりました、それぞれの第1作を。
懐かしいというかなんと言うか。。。
とは言え、「ジェイソン」は2年くらい前に深夜のTVロードショーで
見てはいましたが、「エルム街の悪夢」に至っては
見てからもう6,7年経っていたので、忘れちゃってましたけど…
高校の頃買ったフレディのフィギュアとかどこいったのかなぁ…
なんて思ったりしながら。
もうビックリするってわかってるのに、友人と一緒に
飛び上がったりしてました(笑

後から無理に作った映画(言い過ぎ?)にしては、
スジも通ってたし納得行ったかな。
面白かったです。



2004/03/25


・ 隣のヒットマン ・

茨城に帰ってきて一発目に借りたビデオがこれ…(汗
何だか見たかったんです。ところがどっこい。
これを借りて見たあと、地上波放送がありましたとさ(苦笑

ブルース・ウィリスは結構好きです。
単純な感じのアクションよりは、「シックス・センス」とかみたいに
裏のある感じのキャラクターの時が1番好きですが。
これも結構、最後まで騙されるんじゃないかっていう
単純なスリルが良かったっす^^ま、コメディではあるけれども。
で、1番好きなのは「アルマゲドン」であるけれども。



2004/02/27


・ 解夏 ・


バイト先の店長の親戚が文化放送で働いてるかなんかで招待券を
しこたま持っていたため、ありがたく頂戴してタダで見に行った映画。
最初造語かと思っていましたが、きちんと意味のあるタイトルで…
仏教用語だったのですが、これを私は知らなかったので、
ちょっとヤバイ…宗教好きとしては勉強不足でした(汗
このタイトルの『解夏』に対して、『結夏』という言葉もあるそうです。

主人公が視力を失っていく話。それを支える周りの人、恋人とか。
うぅん。
恋愛モノの映画は苦手は私でしたが、これは恋愛どうのっていう感じではなかったなぁ。

この映画、キャッチコピーが
『あなたが失明するとしたら最後に見たいものは何ですか』
だったんですけど、店のカウンターにおいてあったポップ見て、
真剣に考えてしまいました^^;
私の最後にみたいものは何だろう?って。それで、観てみようと思ったのですが。

昔、説法をして回っていた僧侶は、芽吹き始めた草や小さな虫を踏んでしまう
恐れのある雨季になると、歩き回る説法をやめて庵に集まる、
その期間の始まりが『結夏(けつげ)』、およそ90日後の雨季の終わりが
『解夏(げげ)』、なのだそうです。
その庵に集まるという行為が寺の始まりであり、その期間中は『雨庵(うあん)』
というとかなんとか。全部劇中で話されることなんですけど。

この主人公の発病を『結夏』、失明した瞬間を『解夏』になぞらえ、
物語が進んでいく感じです。

印象的だった台詞が、上の『解夏』に関しての説法をしてくれる
先生が、主人公に対して言うもの。
「あなたは失明した瞬間に、眼が見えなくなるという恐怖から開放される、
それが貴方の『解夏』だ…」
みたいな感じの言葉だったかな?うぅむ…一本取られたっつぅ感じがしました。

これは多分DVD買うと思います^^;



2004/2/13


・ あずみ ・

皆がおもしろくないと言っていました。つまらないとか、100点満点中60点とか…
で、見るつもりは全く無かったのですが、バイト先でレンタルのDVDが
画像不良とかでクレームがつき、私が持って帰ってみてみる事にしたのです。
で、感想。

持って帰って良かった… 笑
まぁ、あれですよ。殺陣シーンとか、時代背景とか美術道具なんかに
リアリティを求める人が見たら随分ひどいもんかもしれませんが、
根底のテーマというか、今の状況が手伝ってるのかもしれませんが、
かなり考える部分は多かったです。
『生きる』ってこととか、自分の『意思』ってこと。
私にはこんなに生きる為の目標を遂行するだけの意思があるか?
とか、何のために生きてるんだ?とか、色々考えちゃいました。
しかもかっこいいんだな…オトコノコガ…ボソ
さらに言うと、ビジョ丸かっこよすぎです…キャラがヒットです(笑

ま、そんなキャストの顔なんてどうでもよくて。
とにかく、この映画、けっこう生きるってことに
強く感心を持たされた映画でした。
おかしいなぁ…『もののけ姫』とかでは何も感じなかったのに?笑



2004/01/22


・ パイレーツ・オブ・カリビアン ・

これは言わずもがな。ディズニーの『カリブの海賊』がもとになっているアレです。
DVD自分で買いました。劇場に見にいけなかったから。
CGの目まぐるしさに感動しつつも、ジョニーに惚れ直したりと、
忙しい映画でした…確か、ジョニーの衣装は本人のデザインとか。
流石センス良すぎです。。。私のツボを良くわかっていらっしゃるw

とにかくCG。凄いです。
どやったら実写との合成があんなにスムーズにいくのか…
最近進歩が早いってよく私言いますが、此処まで来ると
もう早いというより、見えません 爆

続編も製作開始しているとか?うぅん…それはどうなの?
工業収益はそんなに大事かねぇ…笑
そんくらいしないと作ったモトがとれないのも分かりますから、
別にいいですけどね(笑

今度はホーンテッドマンションが楽しみですねw



2003/12/23

・ リロ・アンド・スティッチ ・

これは買いました。買った日に横浜に出かける用事があったので
まんま持っていきました。で、家主と一緒に観ました。

かなり切ない映画でした。楽しいところもイッパイありますが、
前編通して切ない。はい。
最後はハッピーエンドになりますが、正直、今の社会を深く考えさせられる。
たかがアニメと言ってしまえばそれまでですが、
エイリアン達を人間に、人間を発展途上国の某国あたりに置き換えてしまうと
かなりイタイです。人間の傲慢さ加減には少々腹立たしい限りです。
私も含めてですがね。(何か同じことをどっかで…

でも凄くかわいかったです。リロもスティッチも。
健気だし、一途。感動して最後は泣きそうになってました。

MIBが出てきた時はビックリでしたが、
これも知ってる人しか気がつかない、ディズニーらしい地味なリンクの仕方。
そういうところが小憎たらしい…良い意味でねw

最近アニメが難しい。昔みたいに単純じゃなくなってきてます。
メッセージ性が強いというか。
単純なものではダメなんでしょうか。それだけ人間も複雑化?
だがしかし、真意は子供には絶対分かってもらえないでしょう…
アニメが大人向けになってきたのか?
そこが1番難しい。



2003/12/2

・ スパイ・ゾルゲ ・

久しぶりにDVDなんぞをレンタルして参りました。
で、見たのですが。
こ…これは………!!!
世界史やら過去の日本情勢を少しだけでも知っていないと
到底理解できないようなお話でした…笑
妹とか友達と観なくてよかった…絶対質問攻め。
私だってそんなに知らないっつうの。
しかも、最近ラストエンペラーとかも見たんですが(日記参照)、
本当に歴史の勉強って役に立たない。操作されているってことが
何年か前に教科書変更とかの問題に出てきたり、歴史を扱った本が
ベストセラーになったりとありましたが、確かにそう。理由としては頷ける。
本当に日本人は自国について知らな過ぎる。
どこの国でも歴史の改竄みたいなのはあるんでしょうが、
それでも多少は自分の国について興味を持つ人はどこにでもいるはず。
日本人は愛国心が無いのですね。
まーそれも米国人やらに媚び諂った結果なのでしょうが。
そのくせ、傲慢な民族です。勿論私も貴方も。

で、映画の方はというと、特にアクションがあるでもなし、
サスペンスという訳でもなし、明確な題材であるため
観る側としては最低限の知識があれば楽しめるでしょう。
私的にはCGに仰天しましたが。
此処まで来たか、CG合成技術。浮かないように
もとの映像に色彩調整はしてありましたが
ビックリしました。色んな意味で楽しめました。

もう1度、日本や満州、ロシアやらドイツやらの勉強をしなおそうと
固く誓った映画でありました。



2003/11/19


・座頭市・
(多少ネタバレ有り、気をつけてねw)

前にも日記に書いたけど、自分が劇場で見た中じゃぁ1番新しい映画。
何ていうか、北野監督、時代劇に初挑戦てわりには
もとがあまりセリフの多い映画を作らない人ってのもあるけど
かなり渋めでいい感じに仕上がってたんじゃないでしょうか。
で、ちょっと小気味いいギャグも混ざっててグッド。
しかし中盤の中だるみ感は否めませんな。そこはそれ、
日本映画だけにスローテンポ。リズム良く見せるように撮ったと
本人は言っておられましたが、確かに殺陣シーンとかは凄くリズム良かったけど
それ以外は…日本語って不利なのかもしれません。

下地は純日本時代劇って感じではあるけど、エンタメ性としては外国の方が受けるかもね。
題材的にも、日本では相当歴史に興味が無い人以外にには深刻に受け取られそう。
むしろ「イチって誰だよ」とか「あんまって何だよ」とかいう次元で見たほうが
楽しいかもしれません★純粋にチャンバラだけを楽しめます。

私はというと、勝新太郎さんの座頭市すら見たことが無かったので
ラストでイチの目が見えていたという事の方がびっくりでした…
だって、『見えないのにすげぇ』とか本気で思ってましたから。
そのうち私もペンタブの中に刀仕込ませます(爆



2003/10/5


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