・ 暗いところで待ち合わせ ・ というかですね、この『暗いところで待ち合わせ』・『死にぞこないの青』・『GOTH』と、 三作品を立て続けに読みました。 作者は乙一(おついち)氏。 角川のミステリーかなんかで賞をとって作家でビューされた方ですね。 『GOTH』に至っては、少年エースで数年前に漫画化・連載されてましたw あとがきの壊れっぷりもさることながら、 文章に読みやすさと瞬時に場面を伝える鋭利さを持たれている方だと思います。 好きな作家さんに入りました。 これは何だかんだと話すよりも、読んでいただいたほうが早いかとwww 凄い描写です。キャラも濃いし、何より共感しやすい。 まぁ、実際のところ共感してしまうと社会からはみ出しそうですがw 皆様も是非w (あ、エグイのとかダメな人はちょっと…藁) 2006/02/24 |
・ イン・ザ・プール(空中ブランコ) ・ 奥田氏が去年だったか一昨年だったか、直木賞を受賞した「空中ブランコ」を読みました。 そのあとに、「イン・ザ・プール」を… 実は後者の作品の方が出版されたのは先で、前者はその続編という形だったようですが、 直木賞ということで、先に「空中ブランコ」を読んでしまったのです☆ 特に差し支えはありませんでしたが、まぁ、お読みになる方が居たら、 やはり順番どおりに読んでいただくのが良いかとwww 読み終えたのは結構前なのですが、ここも随分更新していなかったので、 面白かったことだし載せることにしました。 えぇと、ヘンテコリンな精神科医が、これまた現代の後遺症ともいえる症状の患者を 診察というよりは自分の趣味に巻き込んで、医者さえも気付かないうちに治療を している…というような、一風変わった人間ドラマ(?)です 藁 文章は結構淡々としていて、とても読みやすく、 登場人物の個性や心の動きに、思わず納得してます。 医療現場がとても厳しくなっている現代ではありえない医者ではあろうけど、 もしかしたら本当にこんな医者がいるかもしれないと、 妙なリアリティが、読んでいる間中ずっと離れませんでした。 私もいつまでも子供でいたいものですw 2006/02/04 |
・ 狂王 ルートヴィヒ ~夢の王国の黄昏~・ ジャン・デ・カールという人物が書いた、言わば伝記です。 ドイツ諸国はバイエルンの王であり、 築城狂い、音楽狂い、同性愛、変人、若かりし頃は美貌と謳われながら 最後は精神障害を盾に幽閉され、湖で変死を遂げた異色の王の伝記です。 読むきっかけとしては、同作者の著書、「麗しの皇妃 エリザベート」を読んだから。 この人も放浪癖があって、度重なる放浪の末、出先にて暗殺されるという 悲劇の人な訳で…で、このルートヴィヒは生涯エリザベートにしか 心を開かなかったっていうのもあって、この本を読もうと。 更にいうとワーグナー(あの「ローエングリン」とか「タンホイザー」とかで有名な)の 作品は普段聴いていたにもかかわらず、ルートヴィヒが居なかったら あの名曲は生まれなかったみたいなのを知り(結構前ですが) ずっと読みたいと思っていたのですよ。 ちょっと長…くて文章運びが私的にはあまり続けて読めるものではなかったので 時間がかかってしまいましたが、とても面白かった。 高校の時に、どっかの少女漫画雑誌でルートヴィヒを題材にしたものが やっていたけど(作者は誰だっけ…とにかく、この作品が宝塚にて舞台化されてたと思った) それとはまた違った感じで(そりゃぁそうだ)、とにかく夢見がちな人間の 真髄を見たって気がしました(汗 是非、この王が作った城の実物を見てみたいです。 意外と皆さんも目にしているかもですよw (因みにディ○ニーランドのシン○レラ城は彼の作ったノイシュヴァンシュタイン城がモデルとか) ま、そんな感じで^^ 2004/04/02 |
・ ヘルシング ・ この間やっとこ6巻を買ったので、それ。発売されたのは去年なんですけど…汗 えぇ…と、マンガです。これは。って、知ってる人は知ってますよね^^ てか、前回のHPでも載せてたっけ?とにかく、吸血鬼ハンターの名門の当主、 その下僕の吸血鬼(男)、更にその下僕の吸血鬼(女)、 お隣の国の違う吸血鬼ハンターの宗教組織、旧独の残党…なんかがずーっと戦ってる、 そんなお話。ちょい昔、深夜TVで放映されてました。 さてさて…そのTVの方と、原作の方、どういうふうに話が変わっていくか 気になる展開になってきました…笑 明らかにTVの方よりはスケールがでかすぎてまだまだ終わらないが… てか、限定解除したアーカードが大好きです。 ところでどなたか、「アルカード」って何だか分かりませんか? 昔何かの作品にこの名前が出てたような気がするんですが… それが人だったのかモノだったのか、はたまた何かのタイトルだったのか、 皆目見当つかず。てか忘れた。 もし知っているような奇特な方がいらっしゃいましたら、 教えてくださいね…汗 2004/03/27 |
・ これが僕の回答である ・ えぇと…小説とかそういうのっていうよりは、ある人物が寄稿した文章、 インタビューの言葉などを延々と1995年〜2004年までの軌跡として 本にしたものです。で、そのある人物とは、私が大好きな 押井 守 氏。 今、映画がやってますね。見に行きたくてなかなか行けずにいるんですが… とにかく、最近はその「イノセンス」という映画のお陰で、 また色んな作品が注目されていて、もともと好きだった私にしてみたら 嬉しいし、知らなかったこととかどんどん出てくるし。 お陰でまた「人狼」一日に2回とか連夜見てるし… 更にはレンタルで「アヴァロン」と「ケルベロス」を見ようと… あぁ…イノセンス見なくちゃ… そういえば肝心の本の感想なんですが、まぁ仕事の体験談とかそんなの だったり、彼の仕事の対する注釈なんかがあったりで 色んな作品の裏話や、彼の世界観が見え隠れするって感じで、 とても面白かったです。下手に特集組んでる雑誌を読むよりは、 こういうのを読んだほうがいいのではないかなと。 (いや、雑誌も買ってますけどね…) とにかく奇人変人が多い。あぁいう人達は… まともなんですけどね…やっぱり世の中を斜めから見てますよね… 2004/03/27 |
・ PEACE MAKER ・ はいそうです、今この新撰組ブームに則り、更に深夜TV放映されている あのマンガです(笑。何が好きって土方氏の顔(爆 環境も登場人物もなんてアレ系好みな設定…… コスプレ業界では隊士の着ていたあの羽織がかなり売れているようです。 大河ドラマもやってるし、更にこの間PS2もやったばかりだし、 色々合わせて見たり読んだりすると面白いです。 ただ、ちょっとキャラ的に沖田君が…(汗 まぁいいです。キレイな男の子は好きです(自爆 2004/02/27 |
・ リトル・ターン ・ かもめのジョナサンという本をご存知でしょうか? 丁度その本の延長線上にあるお話だと思うとちょうど良いかも。 ちょっと前に話題になりましたが、世間の熱が冷めた頃に読み始まった ひねくれた私。だって、『世界の中心で〜』で失敗したから(笑 皆が読み終わって、それでも良い本だっていう人がいたら買おうと思ってたら、 意外と身近にいましたので…(笑 読んでると、勇気がでます^^ 2004/01/22 |
・ 半落ち ・ これは映画化となった事でも最近話題の本ですね。 何度か受賞もしておられる横山秀夫様の本です。 これは面白いです。 「半落ち」ってのは、どうやら容疑者を取調べる時の専門用語だそうです。 最後まできちんと容疑者からの自白を聞くことが出来、容疑が確証されると「完落ち」、 途中までは自白し、罪は明白であるのに大事なところは話さない とかそういう状態を「半落ち」と言うみたいです。知らなかった。 別に本文でそんな説明があるわけではないけれど、話の流れで理解。 ふむ。 最後は泣けます。色んな人の思いや考えが独りの容疑者を巡って交錯、 登場人物全てが小さな主役。もちろん主軸はその容疑者ですが、 各人様々な観点や役職から話を1つにまとめていく。 見事でありました。読んでいても飽きない文章運びでしたし。 こうなると今度は映画が楽しみであります。 成功するか失敗するか、物事の捉え方は人それぞれでしょうが、 少なくとも落胆しないことを祈っております。 2003/12/6 |
・ XXXHOLiC ・ CLAMPです。久々に読みました〜実はリアルタイムで最後に読んだのは 『魔法騎士レイアース』だったので、かなりこのクランプさん達にはご無沙汰しておりました。 こちら、『ツバサ』とかいう同時刊行しているコミックとリンクしているのですね。 そちらも是非近いうちに読んでみようと思っております。 彼女達(クランプさんは、4人の先生方の総称です)のお話は、 まぁたまには合わないものもありますが、とても丁寧で、何より絵がキレイ。 今回もまず装丁にやられました。表紙デザインもCLAMPさんがされているらしいです。 絵を描くだけでなく、配置とか、題字とか色々。 内容的には私の好きなファンタジーもの。 エックスは今全然読んでないので、どこまで言ったのか皆目検討つきませんが、 また国立に行ったときにでも読ませて頂きましょう。 なかなか面白いです。先が楽しみ。 2003/12/1 |
・世界の中心で、愛をさけぶ・ あまりの話題性に惹かれてついつい買ってしまいました…が。うぅん? 泣きはしなかったけど…まぁ面白かったですね。 どうもこういう恋愛小説みたいなのは、目新しさが無い限りはあまり心に響かないです。 いや、とてもいい作品でしたが、私は共感できる部分が少なかったというだけです。 現在と過去の交錯したような文章運びには感服しましたが。 おそらく今現在の自分の状況とかがあまりにこの作品と相容れなかったのではないかと。 私の場合はなぜか読み終わると虚無感を感じてしまいました…汗 もっと落ち着いてからもう1度読めば、何か違うんだろうなということで 1票。(笑) 私はこんなでしたが、ベストセラーになるのは納得です。 お勧めします、恋愛とか他人と歩く人生というものに興味がある人には。 ただ、私はダメだったということで。(くどい 2003/9/29 |